東京から行ける日本の夏旅、ココがおすすめ:栃木県・那須エリアスポット7選

関東 観光 2021.09.18
関東の夏旅と言えば、東京近郊の定番避暑地で色んな体験ができる「栃木県」がおすすめ。そんな那須の厳選スポットを紹介します。
栃木県はどんなところ?
東京の北に位置する栃木県は、関東地方で最も広い面積を持ち、主要な観光地まで東京から新幹線で約1〜2時間でアクセス可能です。
日光東照宮で有名な日光市や、餃子とカクテルの宇都宮市、ラーメンの佐野市など広大なエリアなだけあって数多くの観光スポットが各市町に点在しています。
Prologue:栃木市でプチ船旅&歴史散策[蔵の街遊覧船 栃木市]
那須への道のりにある、栃木市の「蔵の街」には小さな遊覧船があります。
約20分で船頭が巴波(うずま)川のほとりをゆっくりと小舟を漕ぎながら案内してくれます。
巴波川の舟運の歴史は1617年、徳川家康の改葬の時に始まったと言われていて、その時を物語りつつ並ぶ白壁土蔵の屋根などが見どころです。
AREA:四季ごとの魅力、夏も格別な自然の恵み[那須エリア]
古代には那須国造の支配する那須国(なすのくに)として栄えた那須エリア。
那須郡(大田原市、那須塩原市、那須烏山市、那須町、那珂川町)の北西部の那須高原と、南東部の複合扇状地である那須野が原(那須野原)からなる那須エリアは、那須五岳、高原山などの火山があり、古くから温泉地としても有名です。標高が高く、夏も涼しいため関東の避暑地として親しまれてきました。

それでは、夏の旅におすすめの那須エリアの各スポットをご紹介していきます。
SPOT 1:大自然を独り占め[大沼園地 那須塩原市]
​まるでスタジオジブリの世界に入り込んだかのような森の歩道を抜けると、突如現れる幻想的な沼。
夏の日差しが眩しいはずなのに、目に映るそのパノラマに涼しさを感じると同時に、すぐさまカメラを構えたくなります。
紅葉の名所としても有名ですが、真夏にはモリアオガエルや世界一小さい「ハッチョウトンボ」 にも出会える涼しげなスポットです。
大沼園地
住所:栃木県那須塩原市湯本塩原 
アクセス;JR那須塩原駅西口JRバス「塩原温泉バスターミナル」(約65分)
     またはJR西那須野駅西口から(約45分)下車 車で15分
SPOT 2:ここでしか見られない木の俣ブルー[木俣川(木の俣渓谷) 那須塩原市]
那珂川の支流木の俣川はまさに清流そのもので、青く澄んだ水が渓谷を緩やかに流れています。
 
また、渓谷沿いには緑も多く、春の新緑、秋の紅葉、オオバヤナギ(群生地)も楽しめる人気スポット。
近年では口コミが広がり、特に夏の時期には多くの人で賑います。暑い夏には冷たい川で水遊びはいかが?
木の俣川(木の俣渓谷)
住所:那須塩原市百村地内
アクセス:JR黒磯駅西口東野バス「木の俣」(約25分)下車
SPOT 3:九尾の狐の伝説[殺生石 那須町]
「九尾の狐」にまつわる伝説が語り継がれ、荒涼とした風景が広がる景勝地である殺生石は、辺り一帯が硫黄の匂いに覆われ、地獄のような独特の雰囲気を醸し出しています。
遊歩道の周りにごろごろと転がる岩々が作る異様な風景の一方で、赤い布を被る数多くの「千体地蔵」たち…可愛いけど、ちょっと恐い。九尾の狐の伝説が宿るこの池は、那須湯本温泉からほど近い場所にあるので、温泉街に泊まる方の立ち寄りスポットとなっています。
最近では、「9B(キュウビー)」というプロジェクトが行われていて、ARアプリ「COCOAR2」で殺生石の歴史を聞いてキュウビーの可愛いイラストと一緒に写真が撮れます。キュウビのイラストは、「ゼルダの伝説」の作者でもある姫川明輝さんによるものだそうです!
殺生石
住所:栃木県那須郡那須町大字湯本182 
アクセス:JR那須塩原駅西口から東野バス「那須ロープウェイ」行き、「那須湯本」下車、徒歩約3分。又は、黒磯駅西口から東野バス「那須ロープウェイ」行き、「那須湯本」下車、徒歩約3分。
SPOT 4:小砂焼体験・世界唯一のお土産[藤田製陶所 那珂川町]
小砂焼きの特徴は金色を帯びた黄色の金結晶や桃色がかった辰砂(しんしゃ)など、素朴な中にも上品な色合いを持っていることです。
地元で創業170年、小砂を代表する窯元「藤田製陶所」では、手び練り、絵付けの体験ができ、職人のスタジオなども見学できます。
プロの職人さんが指導してくれるので、初心者でもいい作品を作れます。
陶芸体験のあとは、お店で友だちや家族へのお土産をチョイスしてみましょう。
食器だけではなく、可愛い置物やボタン、カップめんの重りなどの作品があって、まるでミニ陶芸ミュージアムのようなかわいいお店です。 
藤田製陶所
住所:栃木県那須郡那珂川町小砂2710 
アクセス:JR氏家駅東口か関東バス「馬頭車庫行」道の駅ばとうバス停下車、タクシーで約5分
公式サイト
SPOT 5:隈研吾デザインの館で、浮世絵の名作に出会う[馬頭広重美術館 那珂川町]
陶芸体験の次は、美術館に行こう!
以前、JAPANKURUが北栃木の観光紹介記事で紹介したことがありますが、栃木県内には日本の名建築家「隈研吾」がデザインした作品がいくつかあって、その一つが「馬頭広重美術館」です。
広重の芸術と伝統を表現する伝統的で落ち着きのある外観をコンセプトに、自然豊かな那珂川町の景観に溶け込むように、ゆったりとした平屋建てに切妻の大屋根を採用しています。
美術館の内装にも地元の木材を使い、壁は烏山和紙、床は芦野石で作られています。
芸術品のような建物で歌川広重をメインとする浮世絵の作品を観賞した後は、近隣のレトロな街並みを散策するのもおすすめ。
馬頭広重美術館
住所:栃木県那須郡那珂川町馬頭116-9
アクセス:JR宇都宮線・宇都宮行き(約5分)、JR西那須野駅下車、関東自動車(路線バス)・馬頭車庫行き(約60分)、「室町」下車 
参観時間:9:30〜17:00(入館は16:30まで)
公式サイト
SPOT 6:戦時中の遺構で日本酒を熟成[どうくつ酒蔵(島崎酒造) 那須烏山市]
第二次世界大戦末期に、戦車を製造するために約400人が1年半かけて建造した地下工場跡。
今では日本酒を熟成させる酒蔵として活用されている「どうくつ酒蔵」は、年間を通じて平均10℃を保ち、お酒の熟成に最適とされています。
どうくつ酒蔵は、高さ・幅ともに3.5m、長さ100mの3本の坑道と、それらをつなぐ長さ60mの5本の横坑で構成され、総延長は約600mに及びます。
日本酒は普通熟成が難しいといわれますが、ここでは最適な環境を活かし、まろやかで気品あふれる味わいに熟成されます。
その年の新酒を年末まで熟成させ、年末年始にお届けする「ニューイヤーボトル」制度や、5〜20年じっくり熟成させて契約年数経過後にお届けする「オーナーズボトル」制度がありますのでお祝いやギフトなどにもご利用ください。
どうくつ酒蔵(島崎酒造)
住所:栃木県那須烏山市中央1-11-18
アクセス:JR烏山線滝駅下車徒歩20分
公式サイト
SPOT 7:電車と大蛇の伝説と桜の名所[龍門の滝 那須烏山市]
那須烏山市の郊外にあり、那珂川に注ぐ江川にかかる高さ約20メートル幅約65メートルの大滝。
大蛇が住むという伝説があり、名前の由来にもなっています。滝を間近で見れる遊歩道があり、滝つぼの周辺まで降りることも可能です。
春には桜スポットとして多くの人が訪れるとともに、滝の後ろを横切りながら走る電車も見どころのひとつで、鉄道マニアにも人気のスポットです。
滝の入り口にある「龍門ふるさと民芸館」には、烏山に伝わる民話のコーナーや展望台もあります。
龍門の滝
住所:栃木県那須烏山市滝414
アクセス:JR滝駅より徒歩約5分
Epilogue:帰り道も楽しい、日差しが気持ちいい寄り道スポット[道の駅ましこ 益子町]
ドライブで旅行に行ったら、帰り道に「道の駅ましこ」でちょっと休憩しましょう。
おしゃれな建物とそこに広がる芝生、そして緑や金色に輝く田畑の景色…青い空の下で、栃木の美味しいお土産たちを覗いて、ちょっと特別なティータイムを過ごすのもおすすめです。
道の駅ましこ
住所:栃木県芳賀郡益子町大字長堤2271
 
栃木、また会いましょう!
いかがでしたか?
以前から栃木の色々な観光の魅力を紹介してきましたが、今回はより新しく、幅広く楽しめる「那須エリア」をピックアップしてみました。
次回は、秋の栃木を満喫できるスポットを厳選してご紹介したいと思いますので、その時まで下記のアーカイブ記事も参考してください。
https://www.japankuru.com/tc/culture/e1475.html
https://www.japankuru.com/tc/tour/e1574.html
https://www.japankuru.com/tc/tour/e1575.html
https://www.japankuru.com/tc/tour/e1723.html
https://www.japankuru.com/tc/tour/e1729.html
宿泊のおすすめはこちら
https://www.japankuru.com/tc/accommodation/e2432.html
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