日本旅行の再開 コロナ以降変わった日本 - 渋谷編

東京 観光 奥渋 2023.02.22
再開発狂風が吹き荒れている渋谷エリア。今後5年、長くなると2040年まで工事中の看板が立っていることだろう。町の再生プロジェクトで、影を潜めていたきらりと光るスポットの謎を解き明かしてみよう
渋谷は建設中
2012年に「渋谷ヒカリエ」の竣工とともに始まった渋谷の再開発プロジェクト。
きたる2027年までの約15年にわたって全く新しい「エンターテイメントシティ渋谷」に生まれ変わろうとしています。しかし、後5年を残した現在のスクランブル交差点周辺には最新の高層ビルが1つ2つ入ったかたちです。Googleなど世界的な企業が入居し、渋谷を高級感と最先端のイメージにアップグレードしています。さらに2040年まで続く再開発プロジェクトの準備をしているところです。
嬉しい渋谷駅のリニューアル、しかし...
今回の再開発の要の一つである渋谷駅のリニューアルは現在ある程度進行中だが、なんと1日約170万人以上が利用する東京のメインターミナル駅だけあって、工事で運行を止めずにJR線や東京メトロ、東横線など多くの路線絡み合い、まっすぐな糸のような構造に整理するには膨大な時間と技術が必要となるだろう。
例えば、東京メトロ銀座線の場合、起終点駅が渋谷なのに、以前から利用客の不便だと感じでいたことは、高架駅(地下鉄であっても渋谷駅は3階にあった)構造は渋谷ヒカリに向かって移動距離は長いものの少し良くなったと思います。改札が他の路線に近づくにつれてむしろ混雑するなど、全体工事が終わらずに生じる不便さは依然としてあります。
変化を待つ小路
以前、よく出かけた渋谷​​のセンター街や路地裏は、再開発のなごりで空き店舗も多く見られ、以前ほどの賑わいはなくなっていますが、東京のメインストリートを名乗り続けるためには、改善が必要に見えます。 

そんな渋谷の街の中にはそこまで有名ではありませんが、再開発の影響を受けずに、渋谷の魅力で人々を引き付ける「番外編」のような場所があります。   
渋谷の街並み通り - 奥渋
原宿の裏路地といって「裏原宿」、千駄ヶ谷と北参道を合わせて「ダガヤサンドウ」などの略語や新造語が好きな日本人…。今回訪れたのは渋谷の奥の路地で、「奥渋」と呼ばれる神山町、宇田川町、富ヶ谷周辺のエリアです。渋谷に属していますが、渋谷ではないので、いつからか愛称で呼ばれています。 
渋谷駅前のスクランブル交差点から109ビルを過ぎてと歩いていくと、東急百貨店の裏側に狭い路地の入り口が現れます。そこがまさに奥渋通りのはじまりです。
カフェがたくさんある街 
実は、奥渋の通りはコロナ以前から韓国旅行客にも多く愛されてきた「Camelback sandwich&espresso」、「FUGLEN TOKYO」などが位置する、東京カフェツアーの聖地の一つとして有名なのです。 
寿司職人とバリスタが作ったカフェ、CAMELBACK。東京旅行の際に、頻繁に通っていた方なら、すしやの玉子サンドことEgg Omelet Sandwichは、おそらく日本旅行の記憶を思い起こさせる、嬉しいメニューではないかと思います。

CAMELBACK sandwich&espresso(キャメルバックサンドウィッチ&エスプレッソ)
住所:東京都渋谷区上山町42-2
電話:03-6407-0069
営業:火~日 9:00~18:00
URL:www.camelback.tokyo
北欧の風を渋谷の路地で感じられる「FUGLEN TOKYO」
「飛行機に乗ってでも飲まなければならない」極上のコーヒー味は、いつでもあなたをお待ちしています。

FUGLEN TOKYO(フグレントウキョウ)
住所:東京都渋谷区富谷1-16-11
電話:03-3481-0884
営業:月~火 7:00~22:00 水~日 7:00~24:00
URL:https://fuglencoffee.jp/
カフェやデザート、意外なグルメ
このほかにも、フラットホワイトコーヒーで有名な「Coffee Supreme TOKYO」のような、ホットスポットなカフェの間に個性的なレストランやデザートショップもあります。「奥渋魚力」という食事処もあります。

奥渋魚力
住所:東京都渋谷区上山町40-4
電話:03-3467-6709
営業:11:00~16:00 / 17:30~20:30
URL:https:/ /www.facebook.com/okushibuuoriki/
変化が押し寄せる街 - 桜丘町
私たちに馴染みのある渋谷は原宿から代々木公園側につながるエリアでしょう。今のところ再開発が行われている渋谷はその反対側、恵比寿・代官山側につながる昔の渋谷川が流れていたエリアといえますが、現在の渋谷再開発エリアと近く、徐々に注目度が高まっているところが「桜丘町」です。
桜の丘でポップな散策コースへ
町名が物語っているように桜丘町はあまり知られていませんでしたが、渋谷の目が覚めるような素晴らしい桜の名所で、そのシーズンだけキラキラと注目を集める、そんな小さな町でした。
しかし今は、工事の騒音と人々でごった返す渋谷の騒々しさから少し離れることができる散策コースとして、注目されています。広々としたテラスのあるカフェや、様々な国籍のレストランなど、奥渋と比べて、よりポップな要が散り場められた雰囲気で、あちこちを見ながら歩いてみると自然と、代官山の方へとつながります。   
ポップなエリアの終わりには… レトロなパリジャン
渋谷のポップな街に生まれ変わった桜丘町。変身が可能だった理由のひとつは2代変わらずこの町の味を守ってきているベーカリーがあるからです。 
カレーパン、クリームパン、コロッケパン…

定番商品な商品が並ぶお店は、変身中の桜丘町の雰囲気と妙にマッチし、何だかおしゃれに見えます。 
もちろん、味は説明する必要なしにGOODです。初めて食べてみるMZ世代でも、いつも食べていた世代でも愛される味ですね… 

パリジャン
住所:東京都渋谷区桜丘町13-1
電話:03-3461-2404
営業:月~金7:00~ 18:00 (土、日、祝日休業)
URL:https://parisien.tokyo/
5年後を待たなくても楽しい渋谷
渋谷の新しいランドマークである「スクランブルスクエア」がオープンしたが、100年に一度という再開発の「1次予告編」頃のタイミングでコロナが流行し、多くの外国人旅行者たちにきちんとお披露目できなかった渋谷。この大変身は海外旅行の再開で、東京を代表する観光地として期待が高まっています。とはいえ新しく変わるばかりの渋谷ではない魅力もあるので、もともと持っていたユニークな魅力が5年の待ち時間で、薄まる心配もあります。 
ですが、まだ約5年も残った新しい渋谷の完成をあえて待たなくても、私たちが知っている通りやいつも決まったスポットから少しだけ離れてみるだけで、今まで経験したことのない渋谷の楽しみを見つけることができるでしょう。意外と多くの場所で、かなり新鮮に感じられる渋谷を見てみてください。
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