Cat St. to Shibuya : 東京スタイルのベーシックを決めるファッションストリート

東京 買物 東京ファッション 3022.05.13
街のムードを決めるのは、人々のファッションスタイルですが、そのファッションをきめるのも「街のムード」であります。
世界で一番個性的で、様々なファッションスタイルが混在している「東京」。
そんなハイブリッドなファッションの、現時点でのメインストリートは、間違いなく原宿・表参道から渋谷・神南エリアに続く「キャットストリート」ではないでしょうか。
 
渋谷へ続く新しい「ファッションロード」
渋谷区神宮前3丁目から5丁目まで、約1㎞にわたるキャットストリートは、渋谷と原宿を繋ぐ明治通りから表参道側に一本入った裏通りで、1964年の暗渠化(川を地下に埋めること)された渋谷川の上に作られたため、正式には「旧渋谷川遊歩道」という名前だそうです。元々は幅の狭い歩道だったのを車が通れるように拡張してから、小さなブティックや個性的なカフェなどが立ち並びはじめ、今では東京のトレンドを凝縮した人気のストリートとなりました。
 
なぜ「キャットストリート」なの?
その愛称こそおしゃれなキャットストリートですが、その由来は色々な説があるそうです。
猫が多かったからという説から、「ブラックキャッツ」というバンドの誕生地に因んでとか、猫の顔のように小さく細い道だからなどの噂がありますが、どれも明確な根拠はないようです。イギリスや香港にも同じ名前のストリートがあるので、それにインスパイアされたのかもしれませんね。
キャットストリートといえば?
キャットストリートでまず思い浮かぶのは、多くの個性的な古着屋です。「古着の聖地」というタイトルは、下北沢がディフェンディングチャンピオンですが、原宿・渋谷界隈では無冠の帝王的な存在です。
中でも、表参道側の入り口にある「RAGTAG」は、ブランド系のリユースショップというポジションでこのストリートの多様性を担っています。
この他にも、グローバルブランドのアンテナショップや人気のストリートフードなど、ショッピングだけでなく東京のMZ世代のカルチャーを感じながら散策するだけでも十分楽めます。しかも、その道の先には今、変化のど真ん中にある渋谷のストリートが待ち構えています。
MIYASHITA PARKからFIRE St.へ
キャットストリートを抜け出し、渋谷へ向かう明治通りにたどり着いた瞬間、突如と目に留まるグリッターな「LV(そうです、あのLVです)」のロゴが渋谷の大変化を予告している「MIYASHITA PARK」に出会います。ここは元々、渋谷の小さな公園でしたが最近の再開発で「公園×商業施設×ホテル」のコンプレックスエリアに生まれ変わりました。
渋谷の(少なくともファッションにおいては)新ランドマークになるという野望をむき出しにしながらも、「KITH」のフラッグシップを置くことで渋谷ストリートファッションの系譜もしっかり継承していますね。
渋谷らしいグラフィティが並ぶ壁に沿って歩き続けると、「TOWER RECORDS」の入り口でちょっとPUNKなハチ公が迎えてくれる「Fire St.」に遭遇します。「渋谷消防署がある通り」という明確過ぎる名前のストリート、その裏路地には東京のおしゃれPeopleたちが学校のように通うセレクト&リユースショップ街が広がっています。
渋谷ファッションのベースキャンプ
この一帯には、日本を代表する「BEAMS」「UNITED ARROWS」「FREAK’S STORE」をはじめ、「STUDIOUS」などの人気ファッションブランドが密集しています。もちろんリユースショップの「RAGTAG」や「RINKAN」「BAZZSTORE」などもあり、名実ともに渋谷ファッションのベースキャンプといえるでしょう。
ファッション=ストリート=ファッション
キャットストリートからFire St.までのルートを歩くだけで、ファッションに興味のない人でも「おしゃれになりたい」と、思わずショーウィンドウに映る自分の平凡なOUTFITを嘆いてしまいます。でも、まだチャンスはいくらでもあります!これらのストリートで刺激を受けたなら、とにかく検索して、参考にして、自分のスタイルを探求してみましょう。そこからがスタート地点です:)
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