栃木で感じるフレッシュな冬:美味しく楽しく新たな体験が待っている4市町めぐり

関東 観光 2022.01.12
東京から近くて、東京とはひと味違う旅行を楽しめる栃木の冬は、澄んだ空気と美味しい苺、そして日常では中々できない珍しい自然景観や工芸も体験できます。
栃木の冬旅行、テーマは「フレッシュ」
栃木の冬は、他の地域では見ることのできない自然を背景に、新鮮な果物や野菜を味わうことができたり、昔から受け継がれる伝統工芸を体験できたりと、都会的な東京とはひと味違う栃木ならではのローカル感のある「フレッシュ」な旅行体験を楽しめます。
東京から近い距離にある、栃木の4つの市町で体験できるフレッシュな冬旅スポットを紹介します。
AREA1. 小山市

SPOT:渡良瀬遊水地

3,300ヘクタールの広々とした敷地に、背の高い黄金色のよしずたちが迎えてくれるのは、ラムサール条約湿地のひとつである渡良瀬遊水地です。元々は、赤麻沼などいくつもの大きな沼や湿地帯に農地や村落があったエリアで、今では洪水調節のための遊水地となっています。この広大な低層湿原には、約1000種の豊富な植物が確認されており、渡り鳥の到来地としても有名です。
渡良瀬遊水地に着いて、まず最初に圧倒されるのは、この「よし」の林。
身長の2~3倍はあるよしの中を散策すると、今まで経験したことのない世界に入り込んだような感覚を味わえます。よしの茎は中が空洞になっていて、夏に使うすだれの材料として使われますが、ここ渡良瀬のよしは質が高いと評判だそうです。
3月には「よし焼き」といって、新たなよしずが育ちやすいように、この野原を燃やすのですが、その煙は雨雲レーダーに映るくらい壮観だそうです。
鳥が好きな人にとって、ここはマストスポットです。
コウノトリが巣を作り、夏の終わりにはツバメが10万羽を超えるなど、多種多様な鳥たちが集まるので、バードウォッチングに来る人も多いです。特に、渡りの時期を迎えるチュウヒが北はロシアから到来するそうです。

そんな遊水地では、時々カヌーイベントなども行われるので、ホームページをぜひチェックしてみてください。

渡良瀬遊水地
〒329-0223 栃木県小山市下生井
https://watarase.or.jp/
 
AREA2. さくら市

SPOT:道の駅きつれがわ

国道沿いのレストステーションでありながら、その地域の情報キャッチや買物、交流イベントなどが楽しめる「道の駅」。
さくら市にある「道の駅きつれがわ」は、それだけではありません。「日本三大美肌の湯」と言われる「喜連川温泉」を体験することもできるのです!日本の大正時代の情緒をテーマにした建物もレトロできれいですね。
 
美肌の湯で美人になる?
施設内には、喜連川温泉を手軽に体験できる「足湯」と、日帰りで利用できる温泉浴場があります。旅の途中にちょっと寄り道して、もっと綺麗になってみましょう。
道の駅の中は、お土産や地元で採れた野菜や果物をはじめ、お菓子、ゆるキャラのキャラクターグッズなどを販売しています。
地元ならではのものを覗いてみると、まず、「温泉ナス」があります。日本で初めて温泉熱を利用して栽培されるナスだそうで、柔らかくて甘味があるとか。また、温泉を使ってはいませんが、地元では有名な「あさひ堂」の「温泉パン」や、「アルプス乙女の小さいりんご」、「もみじたまご・さくらたまご」などなど、いろいろ面白い商品がたくさんあります。

道の駅 きつれがわ
〒329-1412 栃木県さくら市喜連川4145-10
https://michinoeki-kitsuregawa.jp/
 
AREA3. 益子町

SPOT:益子陶芸倶楽部

「益子焼」で有名な益子の伝統工芸は、「陶芸」です。
益子陶芸倶楽部は、古民家で泊りながら陶芸を学べる教室がある施設で、短い陶芸体験体験も、何週間も泊まって勉強することもできるそうです。工房には英語でも案内できるハンガリー出身の先生もいるので、コミュニケーションはご心配なく!
陶芸教室に通いながら、古民家でまったりと。
まるで日本の漫画やドラマに登場しそうなシーンを想像しながら、畳の部屋や縁側のテラスで風景を楽しめるのも新鮮な体験のひとつですね。


益子陶芸倶楽部 古民家古木
〒321-4217 栃木県芳賀郡益子町益子3288-6
http://mashiko-tougei-club.jp/
AREA4. 真岡市

SPOT:真岡木綿会館

真岡市で体験できることと言えば、「木綿」を織ること。
真岡木綿は、丈夫で質が良く、絹のような肌ざわりで有名ですが、染上がりを際立たせる“晒し(さらし)」という加工技術にも優れていて、昔は日本の木綿仕入高の約8割が真岡木綿であったという記録があるそうです。
県伝統工芸士5名を含む約13名の機織り技術者がその伝統を受け継ぐ「真岡木綿会館」では、機織り体験や染色体験など木綿を作る工程の体験ができます。

・体験(要予約、30分〜)
⇨機織り体験コース(コースター織り、700円)
⇨染色体験コース(ハンカチ500円、バンダナ1000円)
⇨糸車体験も可能
  • 1階には、きれいな綿の商品を購入できるショップもありますが、機織りでマイオリジナルのコースターを作ったり、ハンカチやバンダナを染めてみたりして体験を楽しみながら、世界にひとつしかないお土産にするのもいいですね。


    真岡木綿会館
    〒321-4305 栃木県真岡市荒町2162-1
    http://www.mokamomen.com/

SPOT:井頭観光いちご園

栃木のフレッシュと言えば、いちご。
いちご生産量日本一位の真岡市では、甘くて大粒で美味しい日本のいちごを代表する品種「とちおとめ」が栽培されています。自分で獲ってその場で美味しくいただくことができる「イチゴ狩り体験」は、まさに栃木のフレッシュをリアルに味わえるスポットですね。
しかも、このいちご園は予約なしでも入園が可能だそうです。
時間は無制限、1月2日から5月9日まで最大1500円でイチゴ食べ放題!これだけでも素敵な体験ですね。
このほかにも、夜のいちご狩りが楽しめる「ストロベリーナイト」や、リモートで欲しいイチゴを選んで配送してもらえる「オンラインでイチゴ狩り」など、面白い期間限定のいちご狩りイベントも色々あります。


井頭観光いちご園
〒321-4411 栃木県真岡市上大田和3006
https://www.ja-hagano.or.jp/product/ichigogari
自然も、体験も、真っ赤なイチゴも...すべてがフレッシュな栃木の旅!
四季を通して色んなスタイルの旅行ができ、東京からも近い「栃木県」。
春の美しい花々、夏の涼しげな渓谷、秋のドラマチックな紅葉、そして冬にも鮮やかな自然の景色の中で、歴史や伝統の足跡を巡ったり、美味しいグルメで笑顔になったり、竹林の静けさやイルミネーションの光に包まれたり…ローカルならではの旅の楽しみを様々選べる栃木での体験は、東京だけでは物足りないと思ったときに足を延ばすも良し、メインの旅先としても十分魅力的な選択肢のひとつだと思います。
ぜひ、トライしてみてくださいね。
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