タクシー乗務員の夏|東京で果物狩りができる意外な場所

東京 観光 東京 2023.08.17
三鷹の魅力は、ジブリだけじゃない。
  • 東京都のタクシーの営業区域のひとつである東京特別区(武三交通圏)。
    武三とは、東京都にある三鷹市と武蔵野市のことを指しています。
    三鷹にも営業所があり、乗務員になる前に何度かお邪魔したことがあります。
    あたたかい人達ばかりで、とある地方出身の先輩は営業所のことを「第二の実家」と呼んでいました。
    (三鷹営業所出身者の話によると、よく営業で行くのは渋谷六本木、恵比寿だそうです。)
     
    さて、皆さんは三鷹市と聞いてピンとくるものはありますか? 
    おそらく大半の皆さんはジブリかもしれません。
    うらやましいことに、一般販売とは別に、三鷹市をはじめ近隣の地域へ
    三鷹の森ジブリ美術館のチケットを優先販売しているそうです。
    (※三鷹市・武蔵野市・小金井市・西東京市・調布市・府中市に在住・在勤・在学の方)
    東京に移住をご検討中の皆さん、住むならこのエリアを狙うといいかもしれません。
     
    ですが、今回はあえてジブリではなく
    三鷹市民だからこそ知る、穴場スポットを紹介します。
吉祥寺のおとなり、三鷹
JR総武線吉祥寺駅のお隣、三鷹駅。
夜は吉祥寺と違って静かです。
吉祥寺も三鷹も、住みやすい街として人気があります。
住宅街の他に、ほどよい自然があって、交通の便が整っているのが人気の大きな理由でしょう。
家族連れだけでなく、大学も近いことから、学生にも人気です。
 
夜は静かなので、23区に比べればタクシーの需要は少ないかもしれません。
ただ私のかわいい従妹が三鷹市民なので、頻繁に三鷹に遊びに行ったおかげで
地理感覚は掴んでいます。
三鷹産のブルーベリー
  • この前は三鷹のブルーベリー農園に行き、沢山ブルーベリーを摘んできました。
    三鷹市の特産品だと、キウイが有名ですが、
    ブルーベリー農園があるおかげで、近隣住民はこぞってブルーベリー狩りを楽しみます。
  • 三鷹市のフルーツは安くても美味しいのが特徴。
    私の20歳の誕生日に、キウイでできたワインをもらったり
    三鷹市内のカフェで食べたケーキに三鷹で採れたフルーツが使われていたりと
    何度か三鷹のフルーツを味わいましたが、味は保証します。
  • 今回は吉野果樹園に従妹と一緒に行きました。
    吉野果樹園の人の話によると、近隣に住む外国の方も毎年来るそうです。
     
    従妹はブルーベリーを摘むのがとても上手。
    子どもの特権なのか、背がまだ小さく、下からブルーベリーの木を覗き込むことで、
    葉っぱに隠れているブルーベリーも見つけやすいのでしょう。
    大人も子ども目線でブルーベリーを探せば、きっと食べごろのブルーベリーの実を
    沢山摘み取ることが出来るでしょう。
  • 吉野果樹園には70品種以上のブルーベリーがあり、時期によって摘めるブルーベリーが変わります。
    私が行ったときはラビットアイ系が採れました。
  • 上から覗いていても既に良い粒は採りつくされているので
    できればかがんでブルーベリーを探すのをおすすめします。

    食べごろのブルーベリーの見分け方は…
     
  • ・サイズが大きい
    ・色が濃い
    ・力を入れなくても簡単に摘み取れる
    の3点です。

    この農園は食べ放題ではなく、摘み取った分だけお金がかかります。
    それを聞いた私はブルーベリーを選りすぐりしすぎた結果、たったの¥ 450。
    従妹のお父さんお母さんは¥2,000分摘んでいましたね。
それを見た従妹が
「まりなちゃんにも分ける」
と言って、摘んだブルーベリーを分けてくれました。
(一番摘み取ったのは従妹でした。)
  • ちなみに、摘んでいる最中もブルーベリーは食べることができます。
    品種ごとに食べてみると、酸味と甘味の微妙なバランスの違いを感じます。
  • 摘み取ったあとは冷やして、贅沢に大量のブルーベリーを食べるだけ。
    おすすめはヨーグルトにこれでもかというほど、ブルーベリーをかけて食べることです。

    ちなみにこの農園、葡萄も栽培しているみたいです。
コンビニ感覚で行けるジェラート屋さん
  • 午前中に出かけたとはいえ、やはり暑かったこの日。
    ブルーベリー摘みの後にマクドナルドで休憩し
    その後地元で愛されているイタリアンでランチ。

    パスタ推しですが、私は石窯で焼いたピザをおすすめします。
そしてデザートにジェラート屋さんへ行きました。
 
ダブルで頼んでも、このクオリティで
¥500ちょっとなので、お手頃です。
近所の人たちがふらっとコンビニ感覚で立ち寄るみたいで
時には行列もなすそうです。
 
個人の好みですが、ピスタチオは外せません。
他のももちろん美味しかったけれど、ジェラートを食べるなら
ピスタチオだけは必ず味わっていただきたいです。
 
見た目が写真映えするので、思わず写真を撮りたくなりますが
急いで食べないとすぐ溶けます。
ご覧ください。既に溶けつつあります...
人も街も変わる?
  • 三鷹は営業所だけでなく、住民もみんな心優しい人達ばかりです。
    従妹と一緒に歩けば、誰かしら挨拶をしてくれて
    幸運なことに、気持ちの良い人達ばかりに出逢ってきました。
    叔父曰く、三鷹に移住してから人に挨拶することが苦じゃなくなったそうです。
     
    というのも、移住前の叔父はなぜか近所さんに怖がられることが多かったそう。
    そのため、人から声を掛けられることもあまりなかったそうです。
    (実は私も幼少期、叔父を見て大泣きしたことがあるそうです。)
     
    だけれど三鷹市に移住してからは、声をかけられることも増えたそうです。
    同時に叔父にも心境の変化があったのでしょう。
    同じ日本でも、環境を変えるだけで人が変わるとは不思議ですね。
     
    7歳になったばかりの従妹が大人になる頃、この街はどう変わっていくのでしょう。
    東京に限らず日本は再開発でほとんどのものが壊されて、新しく建て直すのが主流です。
    そのせいか面影がどんどん失われていくのが切ないです。
    きっと訪日観光客にとっても、日本に再来したときにその変容ぶりに驚くかもしれません。
    逆の視点から見れば、だからこそ何度来ても新しい発見があって楽しいのです。
P.S
  • 私がいつか絶対に行きたい
    三鷹天命反転住宅 In Memory of Helen Keller

    美術家で建築家である荒川修作と、マドリン・ギンズが設計した集合住宅も三鷹市にあります。
    見学会や宿泊ができて、実際に住んでいる人もいるそうです。
    https://www.rdloftsmitaka.com/
Comment
POST
Related Article
  • PARTNERS