日本でみられる夏の花 5選。 日本の暖かい気候の中、夏の花を見に行こう!

日本全国 観光 2022.06.08
春の桜のように、夏の晴天のおでかけで楽しめる花達があなたを待っています。
日本でみられる夏の花 5選。 日本の暖かい天気の中、夏の花を見に行こう!
自然の四季の美しさは日本文化に根付いています。季節の移り変わり、例えば日本の晴れた蒸し暑い夏の日でも、日本の伝統や文化を楽しむことができます。
日本で最も有名な季節のイベントの一つはお花見です。お花見は春の催しと考えられており、英語で「桜見」と訳されることが多いのです。ですが、実は花見とは桜だけではない「花見」という意味で、全国の人が一年中花見を楽しんでいます! 春、桜の木の下でのピクニックも素敵ですが、夏は背の高いひまわりを眺めながら散歩をしたり、日本の北の地域に向かいラベンダー畑を探検したりします。日本にいて夏を楽しむ準備ができているのならば、花見の季節を逃す心配は無用です。夏の自然の美しさを見られるスポットをご紹介しましょう!
春の桜のように、夏の晴天のおでかけで楽しめる花達があなたを待っています。
①ツツジ(躑躅)・5月
日本のツツジの開花時期の5月は、今年の桜を逃したことにがっかりした旅行者にとって願ってもないことであるだけでなく、秋の長雨や夏の蒸し暑さ湿気が増える前、初夏の暖かい天候を楽しむのに申し分ない時期でもあります!
ツツジは古くから日本で人気のある観賞植物であり、ヨーロッパで一般的になる前から日本と中国で栽培されていたことを示す文書もあります。今も日本庭園や公園では鮮やかで大胆な形状で、煌びやかなピンクと赤の色味で咲き誇り、春の終わりと夏の訪れを告げています。
 
日本にはツツジだけの人気スポットは余りありませんが、箱根の山のホテルや八幡のツツジ群落など、色とりどりの花々が特徴の有名な庭園がたくさんあります 。栃木県那須町の山々と温泉に囲まれた八幡ツツジ園地は、頭上にそびえる高さのツツジの茂みで、通りすがりの人は鮮やかなピンクの花びらで圧倒されています。さらに、那須エリアは東京からそう遠くないリラックスできる温泉の隠れた名所です。

八幡ツツジ群落(八幡ツツジ群落)
栃木県那須郡那須湯本
②アジサイ(紫陽花)・6月
5月か6月に日本の文房具店に足を踏み入れると、日本のグリーティングカードを雨の季節の象徴的なシンボル、アジサイの可愛いピンクとツルニチニチソウで彩られらたカードが、棚に飾られているのを見つけることができます。それらは夏の始まりをあらわすだけではありません。アジサイは日本の雨季の象徴なのです。夏のはじめに、日本は数週間ほど霧雨などの雨の日を過ごします。そしてアジサイの花びらは一年の中で雨で憂鬱な時期に、パッと明るく雨の中でも輝いています。

ソフィアによる写真


日本で人気のあるアジサイが見られる場所の多くは、信仰的な場所の敷地内や神社や周辺の仏教寺院の庭園にあります。東京では、 毎年夏に高幡不動尊金剛寺と白山神社が賑わいますが、鎌倉の長谷寺(上)や観光客が集まる江の島にあるあじさいスポットと比べると、後述の2つのスポットはマイナーです。明月院や成就院など、あじさいの花々が可愛らしいパステルカラーに染まる、地元スポットはたくさんあります。
③ラベンダー(薫衣草)・7月
日本でのラベンダー栽培を制限するルールは確かにありませんが、香りのよい花が日本最北端にある北海道のシンボルになっていることは間違いありません。冬には雪祭りの彫刻された石像群を見るために、数多く旅行者たちが訪れます。それから季節が過ぎ、夏になると草が生い茂った牧草地や涼しいそよ風、そして綺麗に手入れされたラベンダー畑を求めて、北海道に来る観光客の小さな波が押し寄せます。ラベンダーはなだらかな丘を一面覆い尽くすほどです。北海道民は夏の気候が紫色の植物に適していることを知った後、1世紀以上前にラベンダーの栽培をはじめました。ですが第二次世界大戦後、北海道で日本の香料メーカーに材料を提供しはじめたため、産業は拡大。結果、工業化により農業栽培に終止符を打つことになりました。
北海道のラベンダーを存分に味わうためには、親愛の意味を込めて「日本のプロヴァンス」と呼ばれている富良野の小さな街が行き先リストのトップにくるでしょう。市内には人気のファーム富田をはじめ、沢山のラベンダー農園があります。毎年、夏期間限定で、JRは「ラベンダーファームステーション」をオープンし、富良野への特別列車を運行しています。訪問客は紫色の花の波をかき分けて散策ができ、地元のラベンダーアイスクリームを味わいえます。また、沢山のラベンダー製品を購入することもできます。持ち帰ったラベンダー商品のお土産で、花の柔らかな香りを家族とも共有してみてください。

ファーム富田(ファーム富田)
北海道空知郡中富良野町基線北15
④ひまわり(向日葵)・7月〜8月
ひまわりは17世紀初頭にはじめて日本に到着しましたが、江戸時代(1603〜1868)の住民は、大きくて明るい花にあまり関心を示しませんでした。当時、日本の美学としては小さくて可憐なものを好みんだため、ひまわりの鮮やかな黄色の花びらや、花の大きなサイズはあまりにも派手で好まれませんでした。しかし時代は移り変わり、ひまわりの日当たりに映える花であるとわかると、すぐに人々の心は魅了されていきました。1666年発行の百科事典には、日本で最初に描かれたひまわりが描かれており、ひまわりは実際に当時から人気のある植物という記述がありました。この百科事典の記述が、花の人気が一気に広がるのに一役を買いました。今ではひまわりは日本中で人気があり、観光客が自由に歩き回れる広い畑に、沢山のひまわりが植えられています。
27種類の壮大な催しの計画の一つとしてAPAリゾート上越妙高では、2019年ひまわり王国という集客型庭園を緑の魔術師と呼ばれる庭園デザイナー石原和幸が、ひまわりの派手さを活かしながら製作しました。
ひまわり、そして合計百万本の植物。ひまわり王国の今後の開園状況は不明ですが、旅行者はまだまだ日本全国、特に北海道や山梨でひまわり畑を見ることができるでしょう。
⑤花火!?(花火)🎆7月〜9月
この夏のやることリストで花火を見つけました。Japankuruチームも気になってになっているのではないかと思ったので、日本語のレッスンを少し用意しました。花火の日本語の単語は「花火」であり、文字通り「花の火」を意味します。王道的な花火のカラフルな爆発を想像してみてください。似ているものを見つけるのは難しいでしょう。それぞれの爆発は、夜空に咲く菊のように見えます!ですから、日が沈んだ後に庭園が閉まってからは、日本で夜見られる夏の花見(花火)を見るのにもぴったりな場所です。
花火大会は日本全国において夏の風物詩ですが、中でも特に有名なものもあります。東京近郊の方は、足立花火大会、隅田川花火大会、館山湾に1万発以上の花火が打ち上げられる館山花火大会などのイベントをぜひご覧ください。
今シーズン、どの花を探しますか?
アジサイやラベンダーの小さな紫色の花や、夜空に花びらが広がる「火の花」の特大花火まで、日本の夏は春と同じくらい多くの美しい景色がみられます。ギラギラ暑く晴れた陽気があなたを外に誘うでしょう。あなたはこの夏どのような花を見に行きますか?


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