日本旅行の再開 コロナ以降変わった日本 - 原宿編

東京 観光 原宿 2023.01.24
日本独自スタイル発祥の地であり、枠にとらわれないファッションの象徴だった原宿は、以前よりは落ち着いていますが、その文化の影響は広がりをみせています。
日本で流行の移り変わりが最速
東京で若い世代に人気があり、個性的なカルチャーの発信地といえば、ほぼ99%の確率で「原宿」が上位にあがるでしょう。真似も難しいようなユニークなファッションの人々が行き来する一方で、制服を着た学生たちと混ざって並び
色とりどりのクレープを食べたりもします。それらを見物する旅行者たちで賑わう竹下通りは、いつシャッターをきっても、最先端の新しい東京を収めることができました。
「韓流」とも融合した原宿?
いつも何かが新しい流行の出発地点だからなのか、コロナで数年が過ぎる間に、日本でも流行している韓流トレンドで染まった原宿。私たちがいつも期待する感じとちょっと違う変化なので、少しぎこちなくもあります。通りのあちこちに、今は違和感がなくなってきたハングルの看板のようにです。 
やはり変化の始まりは「原宿駅」から
銀座編でもそうだったように、原宿でコロナ後に最も変わった場所は、駅と周辺です。駅のレトロな改札は無くなり、ガラス張りのモダンな建物で改装された姿は、現地でも輝きを放っています。以前、竹下通り入口側の改札のイメージがあるので、かなり現代風だといえるでしょう。
新しいランドマーク WITH HARAJUKU
世界的な建築家 伊東豊雄氏がデザイン。日本初の都心型イケア(IKEA)と2012年に原宿を去った後、帰ってきたユニクロ(UNIQLO)がテナントに入っているWITH HARAJUKUは、コロナ真っ盛りだった2020年6月にオープンした後、今では原宿のランドマークとなりました。
駅から出るとすぐに現れる、木とガラスで構成された建築美に一度圧倒されるでしょう。皆さん都心型イケアの快適なショッピングスタイルに新鮮さを感じられ、明治神宮方面のテラスカフェのビューに惹かれます。でも、実はここの1番素敵なポイントは建物の裏側なのです。コーヒーを片手に数時間座るのにぴったりなウッドデッキ、そして竹下通りと自然につながる裏庭の通路は、ただただ心地よい時間が流れます。
原宿の領域拡張「ダガヤサンドウ」をご存知ですか?
「えっ?? 原宿の隣は「表参道」なのに?」と思う方も多いことでしょう。新しもの好きの日本人が新しく作り上げた「ダガヤサンドウ」は、まさにオリンピック競技場(新国立競技場)がある「千駄ヶ谷」、そして原宿の間にある「北参道」エリアを合わせた言葉。東京オリンピックの際に、原宿周辺の新しいホットプレイスとして浮上したコースです。 
「ダガヤサンドウ」エリアには原宿の個性的なお店に比べ、比較的「小さい」感じの可愛らしいカフェやグルメが、ところどころに隠れており、自分の好みに合ったお店を探し回る楽しみが、詰まっています。
こんにちは、スタジアム。
原宿から北参道を過ぎて千駄ヶ谷にたどり着くと、新国立競技場があります。
みなさんご存じのとおり、コロナ期間中に開催された、馬術も開催された「東京オリンピック」のメインスタジアムです。ここもやはり、今後東京を旅行される方にとっては、初めての見ることができるスポットでしょう。  
このスタジアムは設計当時から東京都と日本オリンピック委員会との食い違いの連続で本当に多くの紆余曲折の末に完成し、最終的には建築家 隈研吾が携わったものです。

とにかく実物はかなりカッコイイですよ、スタジアム周辺にきれいなカフェやグルメもありまづので、ランチを目指すなら午前から見てみるのがオススメです。
ちょっと早いブランチの後、出会った「鳩森八幡神社」の鳩おみくじ~
まるで子供時代を過ぎたような…成熟した2022年の原宿
コロナが通り過ぎた後の原宿は、なんとなく成熟した雰囲気が漂っています。
モダンになった駅の建物も、すっきりとした街並みも、人気のお店達も、少し「カワイイ」感が抜け出たようです。
Y2Kファッションというキーワードが流行する昨今、2000年代初頭のように、サブカルチャーの雰囲気満載だった原宿が、また戻ってくるようには思えませんが、今の変化も時流にのっていいと思います。もし再びここを見つけたときに違和感を感じるなら、それはおそらく私たちがあまりにも大人になってしまったということかもしれませんT_T
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