大地が織り成す自然の造形が美しい〜秋吉台と秋芳洞

中国 / 四国観光

2021.04.08

山口県のほぼ中央に位置する山口市、そこから車で３０分ほどの国定公園秋吉台とそのすぐそばの秋芳洞をご紹介！地形が魅せる大地の壮大さと地層が織り成す自然の造形美がここにはあります。

海はいつまで眺めても海のまま、季節の移ろいはあれどそこに大きな変化は訪れません。
しかし秋吉台を見てみると地球がいかに変化をしてきてそこにどれほどの年月がかかっているかが想像できる様な気がします。西日本への旅行をお考えなら間違いなくこの地は絶対抑えておきたいスポットの一つですね！過去にCNNに日本で最も美しい場所31選にも選ばれた元乃隅神社か角島大橋を見に山口県に訪れているならそこから車で１時間、さらに足を伸ばしてみてはいかがでしょう？日本最大のカルスト大地があなたを待っています！

3億年前には海底だった地から息を飲むほどの大草原へ

秋吉台高原はカルスト地形と呼ばれ、写真で見た通りの石灰岩柱が立ち並ぶこの広大な土地はかつてはサンゴ礁でその周りには様々な生物が生息していました。その生き物がやがて長い年月を経て蓄積し石灰となり層をなし、地殻変動や雨、風による侵食でこの様な表情を見せるに至ったそうです。それが地中に溜まった物が鍾乳洞となり秋芳洞を形成しています。この美しい風景を守意味でもこの地域は準国立公園とも言える国定公園となっており、県が管理をしています。年間を通してこの草原が緑からオレンジがかった茶色になる様子も見れるのでどの季節に訪れても一見の価値ありです！

地殻変動などの影響で標高も高いためここを山脈だと思う人も多いようですが実際にはここは高原地帯なんだそうです。３億年で海の底から標高400メートル代まで上がってくるなんて、時間の凄まじさとロマンを感じますね。

この辺りは長閑な草原が広がっているのでレンタサイクルやトレッキング、ゆったりドライブなんかにも最適ですね。

秋吉台国定公園　Map
公式HP

美しい風景が広がる秋吉台の眺めは最高です！
草から覗いて見えるのが石灰岩です。

秋吉台の高原は何キロにも渡って木の無い景色が続いており２月に訪れると日本最大の山焼きを行っているのでその光景はまさに圧巻だそうです。
その後焼かれた大地には５月ごろになるとまた新緑の草地に戻るそうです。

地下に潜って神秘の洞窟を訪れる！

秋吉台の地下100メートルにあり、日本最大の鍾乳洞の秋芳洞は地下に溶け出した石灰の様子が全長およそ8.8kmにもわたり観測できます。地表とは異なる神秘的な世界があなたを待っています。

竹の子のような岩や、大木のような岩、様々な情景が見れるこの鍾乳洞はその歴史の変動が垣間見れます。
この中を流れる水も３億年の時を経て面白い水流を作り出したようです。

秋芳洞 Map
公式HP
入洞受付時間は
3月から11月の通常期で朝8:30～17:30まで、
12月から2月の閑散期で朝8:30～16:30までです。

洞窟内の明かりが内部構造を美しく照らし出してますね。
洞内は全てが天然のアートのように美しいんです！

鍾乳洞ないは一年を通して17℃前後なので夏の暑さから逃れてこの洞窟を訪れる、なんてこともできそうですね。
この地ならではの日本の自然の美しさを是非見に行ってください！

ここが気に入ったらここから鳥取の砂丘を見に行くのも面白いかもしれませんね。

下の動画も是非見てください！
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