コロナショックに負けるな!各業界・企業が実施する、「対コロナ」事例まとめ

日本全国 文化 新型コロナウイルス 2020.03.13
新型コロナウイルスが世界中で猛威を奮い、多くの業界・企業が経済的ダメージを受けています。収束の見通しはなかなか立たず、待っているだけではなく現状打破の動きを取る必要があります。ここでは、各所が実施する支援・対策の事例をご紹介します。
新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、外出やイベント開催の自粛要請が出されています。パンデミック宣言や出入国の制限、またオリンピック開催が危ぶまれるなど、世界的に見ても未曽有の事態。国内外で人の動きが極端に制限され、これまでに無いほどの打撃が各業界に出ています。観光地は宿泊キャンセルが相次ぎ閑散とし、外出を控える人が増え飲食店の売り上げは下落。イベント関連事業者にとっても再開目途が立たず、売り上げの無い状況が続きます。また、突然の休校要請や出勤自粛により事前準備なしの働き方改革を強いられるなど、その影響は企業だけでなく家庭にも。新型コロナウイルスが与える経済的打撃は計り知れず、収束の見通しが立たない中不安感が蔓延しています。
  • しかし、耐えて収束を待つ余裕はありません。この危機を乗り越えるために、各業界・企業には現状打破の動きが求められています。今回は、それぞれが実施する支援やユニークな対策の事例をご紹介いたします。
     

●宿泊施設の事例


  • 海外からの団体客の受け入れが多かった宿泊施設を中心にキャンセルが相次いています。中には3か月分の予約がすべて無くなり、やむを得ず閉業を選ぶ施設も。宿泊客の減少だけでなく宴会場の利用キャンセルなどもあり、宿泊施設の多くは危機的状況に立たされています。
     
    その中でユニークな取り組みをしているのが、森の栖リゾート&スパ(石川県加賀市)。新型コロナウイルスの影響を逆手に取った「コロナプラン」(コロナビール飲み放題、全国コロナシネマ鑑賞券プレゼントなど)を販売しています。ほかには、テレワーク促進のため日帰りプランを作る、宴会場を自習室として開放する、などユニークな取り組みが全国で行われています。
     
    関連)リンク コロナショックに負けるな!宿泊施設が取り組む5つの事例
     

●飲食店の事例


  • 外食を控える人が増え、飲食店も大きな打撃を受けています。大人数で集まる会合が避けられるようになり、宴会の予約キャンセルも増えているとか。その影響は人口集中地域にとどまらず、地方の小さな飲食店にまで及んでいます。
     
    飲食店では、従来の営業形態からマイナーチェンジした取り組みをするところが増えています。例えば、兵庫県美方郡の「山の駅SHAKUNAGE」。一般営業と並行し、休校になった子どもを受け入れる自習室プロジェクトを始めました。他にも、食事券やタレの販売、お持ち帰りメニュー開発などユニークな工夫が行われています。
     
    関連)リンク コロナショックに負けるな!飲食店が取り組む5つの事例
     

●オンライン化の事例

  • 外出自粛ムードを受け、様々なサービスのオンライン化が急速に進んでいます。オンライン化が進んでいるのは、リモートワークや学習だけではなく「こんなものまで!?」と驚いてしまうようなサービスも。
     
    例えば婚活や妊婦さんの検診、ペットの譲渡会なども現地に行かずともサービスを受けられる環境が整い始めています。場所や時間に関係なくサービスを受けられるため、事態の収束後もこの流れは継続することが想像できます。今のうちに、事業のオンライン化を検討してみるのも良いかもしれません。
     
    関連)リンク コロナショックに負けるな!こんなものまでオンラインに!?5つの事例
     


外出自粛やうがい手洗いの徹底など、各自が感染予防の動きを取ることは大前提。下を向いてばかりではなく、前向きな取り組みをしている企業がたくさんあります。今はほとんどの業界・企業が逆境に立たされていますが、こんな時だからこそどんどんアイディアを試していきましょう!
 
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Columnist
堀越愛

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