タクシー乗務員の夏|隅田川花火大会を素直に喜べない理由
東京 文化 東京 | 2023.08.07 |
喜ばしいことだけれど、喜べないこともある。
4年ぶりのお祭り
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- コロナのおかげ(?)で、私たちの楽しみの多くが奪われてきました。
旅行はもちろん、お祭りもほとんどが中止でした。
生きていくのに娯楽は必須ではないけれど、ないと味気がないですね。
2022年10月11日、ようやく日本でも個人旅行が解禁し、
日本国内でも様々な規制が緩和されて、やっと三社祭などといったお祭りも再開され
3年近く我慢し続けた私たちにようやく希望の光が見え始めました。
そして4年ぶりに、遂に、あの大イベントが帰ってきたのです。
隅田川花火大会!!!
- コロナのおかげ(?)で、私たちの楽しみの多くが奪われてきました。
魔の交通規制
タクシーの出番
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- しかし、タクシーの需要があるのも事実。
毎年この時期になると、花火大会のおかげで、浅草駅など周辺の駅は大混雑。
(やっと乗れた電車でも、ぎゅうぎゅう詰めにされるのです....。)
浅草駅を諦めて、1時間近くかけて上野駅まで歩いたりする人たちで溢れかえったりもします。
(賢い人は浅草周辺のホテルに泊まる人たちもいるそうです。)
大変人気のある花火大会で、群衆が押し寄せて花火を見るので
花火を見ているのか、人を見ているのかわからなくなるくらいです。
ただ、近くで本物の花火を見たほうが、音も大迫力で楽しめるので
こぞって人が浅草周辺に集い、結局帰路にも長蛇の列ができるのです。
それに東京の夏を味わったことのあるあなたは、花火大会の帰りに歩き続けることがいかに地獄か、想像つくでしょう。
暑くて湿気もひどい熱帯夜に追い打ちをかけるかのように、
人の熱気に包まれながら歩くのでは、せっかくの花火の余韻にも浸れません。
浴衣を着て下駄を履いているとしたら、歩きづらさに嫌気がさし、
せっかくの夏の思い出が台無しになってしまいます。
- しかし、タクシーの需要があるのも事実。
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- Marina.Y
a.k.a. Taxi Driver. 好きな道路は永代通り。
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